
【がっちりマンデー】フリマにも最適!“ぴったりサイズの包装”を作る企業とは
「ぴったりサイズの袋」を作る会社って?
「シモジマ」という会社をご存じですか?
商品券を入れる箱や容器、文房具屋さんのペンを入れる紙袋など、商品にぴったり合うパッケージを制作・販売している会社です。
全国に250ほどあるシモジマの店舗では、販促シール等も取り扱っており、アイテム数は約6万点(※2020年5月放送時)。オリジナル商品だけでもおよそ1万2千点という驚きの品揃えです。

「資材や備品が揃う」という理由から、文具店や飲食店など様々なジャンルの“お店のプロ”が、それぞれのお店に合った備品を求めて愛用しています。
そんなシモジマですが、なんと2020年には100周年を迎えています。
100年愛される3つの理由
① 小さなニーズでもまず作る!
お客さんが欲しいと思ったものが無い場合、マーケットの大きさは考えず「まずは作ってみる」というのが、シモジマのやり方です。
例えば、たこ焼き用のお皿であれば、マーケットのメインは8個用や10個用です。しかし、顧客の「もっと小さいサイズが欲しい」という要望に対して“4個用”や“1個用”のお皿の商品化を決定。

小さなニーズにも応えることが、“なんでもあるシモジマ”という絶大な信頼に繋がっています。
② シンデレラフィットが見つかる!
シモジマが特にこだわっているのは、サイズ。「売り物をぴったり合うパッケージに入れたい」というプロ達の要望に応えるべく、同じ商品でもサイズ違いが沢山用意されています。
例えば、雑貨屋さんがよく使う透明なパッケージ(クリスタルパック)では、写真用やポストカード用、お箸用にDVD用など500種類以上の品揃えがあります。

③ お客さんからニーズを細かく収集
シモジマでは、店員がメモ用紙を所持。接客中“店内に商品が無かった時”や、“気が付かなかったことなどがあった”場合、接客後にすぐメモをします。

お客さんの要望を細かく収集し、必要な情報を店頭で逃さずキャッチして、品揃えや商品開発に反映させています。
時代に合わせてフリマ用段ボールも
現在は、フリマアプリ利用者に向けた“ちょっと高級に見える箱”や、郵便ポストに入るサイズの箱も発売しているシモジマ。実は元々は、1920年に包装資材の卸問屋として開業したお店でした。

かつては、防虫・消臭効果を高めるために紙に渋柿の成分を塗った包装紙「渋紙」や、手提げの荷物を運びやすくするための道具「手提木(てさげき)」などを開発していました。

様々なジャンルのお店のプロたちから信頼を獲得しているシモジマ。
“1つ1つの商品の売り上げは小さくとも、あらゆるニーズに応えることで大きな売り上げを生み出す”「ロングテール戦略」によって、年間売上約476億円を叩き出しています(※2020年5月放送時)。
今後もどんな“ぴったりサイズ”のアイテムが登場するのか楽しみですね。
■7/5(日)の『がっちりマンデー!!』
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~