もう1度見たい「世界遺産」ベスト5

もう1度見たい!「世界遺産」ベスト5

2020年4月で25周年を迎えたTBSの番組『世界遺産』。これまで放送した中から視聴率が高かったものを選出し、視聴者1000人にアンケートを実施しました(※複数回答可)。そして「もう1度見たい!世界遺産」を得票数でランキング。ここではベスト5をご紹介します。

5位 : ポンペイの遺跡地域(イタリア)

約2000年前、ヴェスヴィオ火山の噴火により5mもの火山灰に埋もれたという古代ローマ都市・ポンペイ。碁盤の目のような街並みは、整然とした都市計画が見て取れます。

ポンペイ遺跡

豊かな暮らしがあったといわれるポンペイ。ある豪邸には華やかな壁画が残っています。この壁画で“ポンペイレッド”と呼ばれる深く艶やかな赤色が未だに保たれているのは、皮肉にも火山灰が乾燥剤の役割を果たしているためでした。

ポンペイの壁画

 

4位 : ハワイ火山国立公園(アメリカ)

ハワイの「キラウエア火山」は、“世界で最も活発な火山”といわれています。2014年10月には、溶岩が麓のパホア村を襲いました。

キラウエア火山

5か月後、村には流れてきた溶岩が土手のように黒く積み重なっていました。内部は未だ150~200℃と熱く、雨が降ると湯気が上がります。

内部はいまだに高温

 

3位:エトナ山(イタリア)

シチリア島のシンボル・エトナ山は、50万年前に誕生以来、活発な噴火活動を続けています。

エトナ火山

エトナ山もまた、麓の町に何度も被害をもたらしましたが、町の一つ・カターニア(世界遺産)は見事復興。

バロック様式の建物

人々は溶岩を切り出し、家を作り直す建材にしました。そして18世紀、バロック様式という美しい街並みが生まれました。

2位:マチュピチュ歴史保護区(ペルー)

アンデスに築かれた天空都市・マチュピチュは、500年前に滅亡したインカ帝国の遺跡です。

マチュピチュ

真上から見ると、家の間取りがよくわかりますね。

上から撮影

 

1位:小笠原諸島(日本)

1位に選ばれたのは、日本の「小笠原諸島」。

小笠原諸島

小笠原諸島の母島には、亜熱帯のジャングルが広がっています。
島は不思議な生き物であふれています。たとえば、固有種のカタツムリ“オガサワラオカモノアラガイ”。この生き物は森の湿潤な環境で乾燥から身を守る必要がないため、殻がなくなりつつあるそうです。

オガサワラオカモノアラガイ

※新型コロナウイルスの影響が落ち着くまで渡航はお控えください。

■4/19(日)の『世界遺産』

世界遺産

毎週日曜 午後6:00~

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