「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が大変身!実は、以前と比べて色々変わっていた

「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が大変身!実は、以前と比べて色々変わっていた

2006年、爆発的にヒットした「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。
アメリカ生まれのドーナツを買い求めて1~2時間待ちは当たり前の長い行列ができるほど、絶大な人気を誇りました。そんな「クリスピー・クリーム・ドーナツ」がさらに進化していました!

“行列ができるドーナツ店”として一世を風靡

アメリカから日本に上陸した、甘くてふわふわな「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。

特徴的だったのは、行列に並んでいるお客さんに「できたてのドーナツを配る」というサービスや、ドーナツを平置きして入れる持ち帰り用の箱「ダズンボックス」。

「ダズンボックス」


新宿1号店を皮切りに、首都圏を中心に次々と新しい店舗ができ、名古屋・大阪・福岡…と全国64店舗を出店しましたが、ブームが去ったあとは全国42店舗にまで落ち込みました。

大胆!ドーナツを「苦く」した?

当時、クリスピー・クリーム・ドーナツの人気が低迷した原因の1つに、味の甘さが挙げられます。アメリカのドーナツのままのレシピで作ってしまうと、日本では「甘すぎる」と感じる人が多くいました。

そこで、大胆にも「オリジナル・グレーズド」の味を改変。日本人の口に合うように改良し、新しく「ブリュレ グレーズド カスタード」を誕生させました(※一部取り扱いがない店舗があります)。

「ブリュレ グレーズド カスタード」


ドーナツの表面をあぶって焦がすことで、砂糖がパリッとしたカラメル状に。甘さがほろ苦さへと変わり、甘さ控えめになっていることが特徴。

甘さ控えめが特徴


この変化によって再び人気を取り戻し、今では2017年よりも店舗数を増やすことに成功しています。

復活へと導いたのは女性社長

日本でクリスピー・クリーム・ドーナツが復活するきっかけを作ったのは、2017年、代表取締役社長に就任した若月貴子さん。

若月社長は「日本人に愛される店を」「もう行列はいらない」というスローガンを掲げドーナツの味を変えたほか、ドーナツをゆったりと楽しめる店に変えようと決断。

ほぼ満席の店内


お客さんが「また食べたい」「居心地が良い」と思えるような商品開発や店舗づくりへと方針転換しています。

低迷期を乗り越え、生まれ変わった「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。大胆な改革に踏み切れたのは、社長が女性ならではの視点を活かし、思い切った決断をおこなったからこそなのでしょうね。

お金のことが学べる!
坂上&指原のつぶれない店
(TBS系列:日曜よる7時~)

 

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