
【超ワイルド】ドロッドロの石油風呂ってどんなもの?
世界には様々なお風呂がある中で、なんと“石油”を使ったお風呂があるそうです。しかも、世界中から療養のために訪れる人もいるとか。どんなお風呂なのでしょう?
溶けたチョコレートのようなドロドロのお風呂!
石油風呂は茶色のドロッとしたお風呂。
一瞬入るのに躊躇しそうな色合いですが、入ってみると温かく、ぬめり感のある様はまるで溶けたチョコレートのようです。

バスタブに浸かりながら、石油のお湯を肌になじませていきます。全身がドロドロの茶色の石油で覆われるのは独特の感触です。
お風呂から上がるときは、このドロドロを落とさなければなりませんが、油なのでシャワーだけでは落ちません。専用の石鹸を使って丁寧に洗い流す必要があるのですが、時間もかかってなかなか大変です。

しかし洗い流してみると、肌は潤ってモチモチに!入るときのインパクトもなかなかですが、効果もすごいお風呂です。

歴史を超えた美肌効果
この石油風呂は、アゼルバイジャンの西部ナフタラン地方から産出される特殊な原油を使用したもの。肌トラブルやアレルギーに効果があり、治療として実施されています。
そのため、石油風呂に入る前には医師の問診を受けることが必要になります。

実は、石油の美肌効果は、13世紀に書かれたマルコ・ポーロ「東方見聞録」にも記述があるほど歴史のあるもの。当時、石油は燃料としてはもちろん、ラクダの疥癬やフケ防止にも効果があったため、遠方から石油を求めてやってくる人もいたとか。
現在では、石油風呂の効果を期待して療養に訪れる外国人も多いそうです。歴史を超えて活用されていると思うと、ロマンを感じますね。
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