
サメの身を食べられる!?秘伝の技でつくられる半ぺん
創業331年の老舗の練り物屋さんでは、“サメの身”を原材料とした「半ぺん」が作られていました。
食感はフワフワ♡ 秘密は秘伝の技にあり!
このサメの身の半ぺんを作っているのは、元禄元年に創業した東京・日本橋の「神茂(かんも)」という練り物一筋のお店。

サメの身を擦り出して半ぺんを作り、職人が1つ1つ、型に盛って成型していきます。

実はこの成型の技術は、江戸時代から受け継がれてきた秘伝の技。この技によって、神茂の半ぺんは、ふわふわの食感に仕上がります。

サメのヒレはフカヒレの原料であり、江戸時代の幕府にとって貴重な財源でした。江戸時代の日本橋には魚河岸(魚市場)があり、たくさんのサメが水揚げされていたそうです。
しかし、サメの身が余ってしまい「その身をなんとか活用できないか」と練り物職人が考え出したものが半ぺんだったそう。
「神茂」が300年以上に渡って守り続けてきたものとは?
創業300年以上にもなる老舗の「神茂」ですが、日本橋以外に支店はありません。

その理由は、代々引き継がれてきた「商売を広げすぎないこと」という教えによるものでした。
現18代目のご主人曰く、「食べ物の商売は信用が大事なので、商売を広げすぎてもいけない。作る人の目の届く範囲でなければ、まるっきり同じ味を出すことはできない」とのこと。そのため、半ぺんを作る工場もご主人の目が届くお店の地下にあります。
サメの身から作られた半ぺんには、江戸時代から300年以上に渡って受け継がれてきた“秘伝の技”と“教え”の存在がありました!
店名:神茂
住所:中央区日本橋室町1-11-8
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