
自虐PRで客が急増!「志摩スペイン村」復活の本当の裏側
スペインにちなんだアトラクションや、スペインのような街並みを楽しめるテーマパーク「志摩スペイン村」をご存知ですか?
客足が伸びない時期があったのですが、自虐的なPRで話題となり、学生客を中心に人気を博しています。そんな志摩スペイン村を支えるスタッフに密着しました。
話題になった自虐PRとは
志摩スペイン村のホームページでは、当時、人が少なかったことを逆手に取り、
待ち時間ほぼゼロ!アトラクションを好きな時間に好きなだけ乗り回せる!
空いているから人の映り込みナシ!インスタ映えスポットで写真が撮り放題!
といった、自虐的なアピールをするなどして話題になりました。これによって学生の来場者が特に増えたそうです。その数なんと1年前に比べて2倍!

志摩スペイン村を支える「通訳」の存在
人気を取り戻した志摩スペイン村ですが、園内では本場スペインから来日したパフォーマーたちが、フラメンコや大道芸といった一流エンターテインメントを披露して人気になっています。このパフォーマーたちを裏で支えている存在がありました。

それは、通訳担当の香月さん。
パフォーマーたちがショーの中で使うセリフや、お客さんとのかけ合いに使う日本語表現などを教えています。
例えば、お客さんの参加が必須のショーを1人で行うパフォーマーに対しては、実際の会話を想定しながら丁寧にサポート。

日本語に自信のないパフォーマーたちのショーを成功させる手助けをしています。
パフォーマーたちの私生活もサポート
香月さんは通訳にとどまらず、パフォーマーに対する私生活のサポートまで行っています。

電車の乗り方や買い物の仕方から、日本の文化や習慣も教えるなどして行動を共にすることもあるそうです。
日本のことをもっと知ってほしいという想いから、「日本人のココロ」が感じられるような場所へ積極的に連れて出ることもあります。

「自分の言葉」でパフォーマーとお客さんをつなぐのが役目
自分の仕事が「学校の先生」のようだと笑顔で語る香月さん。

スペイン人パフォーマーたちを言語・生活の両面でサポートするのは、日本のことを好きになってほしいという想いから。そして、自分の役目は「パフォーマーとお客さんを”自分の言葉”でつなぐこと」だと語ります。
そんな香月さんはパフォーマーたちからの信頼も厚く、あるパフォーマーは香月さんを「日本と僕らの架け橋」だと言い、「姉妹のように大切に感じている」とも語ります。
言葉と心でスペイン人パフォーマーたちを支える志摩スペイン村の通訳・香月さん。志摩スペイン村復活の裏には、愛に溢れたスタッフの存在がありました。
知られざる舞台裏の物語
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(CBCテレビ:日曜よる11時30分~)