
本当はいけない花粉症対策。「目の水洗い」や「鼻のティッシュ詰め」はキケン⁉
目や鼻などにつらい症状がでる花粉症。さまざまな対策法でシーズンを乗り切っているものの、実はかえって花粉症をひどくしてしまうものがあることが分かりました。今行っている花粉症対策が間違っていないかチェックして、正しい対処法をマスターしましょう!
かゆい目…水で洗うのは危険!?
目がかゆいとき、つい水で目を洗っていませんか?実は、目を洗うとき、水で流すのは危険です! というのも、水で目を洗うと、目を守っている涙の成分まで流れてしまうからです。

涙は乾燥や埃・ウイルスから目を守っています。つまり、目を水で洗ってしまうと涙成分が目から流れて、花粉が直接付着してしまうことに…。さらに、ドライアイになる可能性もあります。
そのため、目がかゆいときには、涙成分に近い目薬「人工涙液」を使って洗うのがオススメです。

鼻への「ティッシュ詰め」もNG!
花粉症で鼻水がつらいとき、つい鼻にティッシュを詰めていませんか?実はこれも間違った対策です。
鼻水の中には、アレルギー反応で起きた化学物質がたくさん。ティッシュを詰めたままにしていると、鼻の中が慢性的に腫れた状態になります。

さらに、自然と口呼吸になるため、口から喉の奥に花粉が入ることになってしまいます。すると、喉でアレルギー反応が起き、気管が腫れて喘息や呼吸困難を引き起こす可能性も…。

花粉症なら着る服にも要注意!
また、花粉症の場合には着る服にも注意が必要。セーターはオススメできません。

セーターの多くはウール素材。ウールは、静電気によって花粉を引き寄せるだけでなく、毛羽立ちがあるために付いた花粉が取れにくく、着ていると花粉症が悪化する可能性があります。

ちなみに、綿の花粉付着率を100としたとき、ウールは980にもなるそう! なんと、綿の約10倍!

外出する際は、花粉が付きづらい綿の服を着るのが良さそうですね…。
今回は正しい花粉症対策についてご紹介しました。毎年付き合っていくのはなかなかつらい花粉症。しっかり対策して少しでも楽に過ごしたいですね!