目黒蓮「悩む人の背中を押す作品」『トリリオンゲーム』制作発表レポート

TBSでは、7月14日（金）よる10時から目黒蓮主演の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』がスタートする。主人公である“世界一のワガママ男”のハル（目黒蓮）と、“気弱なパソコンオタク”のガク（佐野勇斗）という正反対の二人が、ゼロから起業し、成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメントだ。今回は、放送に先駆けて行われた制作発表の模様をレポートする。

まず行われたのは、「株式会社トリリオンゲーム設立発表会」。目黒と佐野が登壇し、それぞれのキャラクターになりきり挨拶を行った。そして檀上に運ばれてきたのは、「トリリオンゲーム社設立記念」と書かれた大きな酒樽！　カメラのフラッシュがたかれる中、会場に集まったファンからの「よいしょ！」のかけ声を合図に、盛大に鏡開きが行われた。
その後、日本最大級のIT企業「ドラゴンバンク」の社長令嬢で取締役を務める黒龍キリカ役の今田美桜と、トリリオンゲーム社へ入社し、いきなり社長に抜擢される高橋凜々役の福本莉子も登壇し、制作発表が行われた。

――ドラマへの意気込みを聞かせてください。

目黒：『トリリオンゲーム』は本当にワクワクドキドキさせてくれる作品。早く皆さんに届けたいです！

佐野：放送が近づいてきて、すごく楽しみな気持ちでいっぱいです。笑いの絶えない撮影現場で、早くこのおもしろさを皆さんにお届けできればなと思っております。

今田：先ほど第1話を見たばかり。まだ興奮が止まりません。この気持ちを早く皆さんに届けられたらなと思います。

福本：今日は、『トリリオンゲーム』チームの雰囲気のよさや撮影の裏話をたくさんお話できたらと思っています。

――“世界一のワガママ男”のハル。皆さんには“これは譲れない”というワガママな一面はありますか？

目黒：僕は…ゼロです（笑）。

佐野：いやいや、ありますよ！　以前、撮影現場にSnow Manの皆さんから差し入れをいただいて。インスタライブ配信中にその話をしつつ、「お返しはラーメンにしようかな」と話していたら、その配信を見てくださっていた目黒さんから、電話をかけてきたんですよ。生配信中に！　で、「シュークリームがいい」って言ったんです。…これってワガママですよね？（笑）

目黒：あはは。ワガママなところ、あったみたいです。

佐野：でも僕にはワガママなところはないですよ。

目黒：はい。めちゃくちゃ真面目な人だなと思っています。

佐野：いやいや！　ここは何か言ってくれないと（笑）。このままだと僕が告発しただけになっちゃいます。

今田：そういえば、4人で中華料理を食べるシーンを撮影したとき、目黒さんがアドリブでチャーハンを勧めたんです。でも佐野さんは、「僕は酢豚がいい」って言っていましたよね（笑）。

佐野：あのときはなんか酢豚の気分でした。

福本：裏でこっそり食べていましたよね？ 休憩から戻ってきたときに口をモグモグさせているのを見ました（笑）。

佐野：だって、裏に行ったらあったから。…すごくおいしかったです（笑）。

一同：爆笑

今田：私は普段、爪の白い部分がないくらい爪を短く切っているんですが、今回は毎回、ファッションに合わせていろいろな付け爪をさせていただいているんです。…本当は短くしたいってワガママを言いたいけれど…というワガママな話でした（笑）。

福本：私はお風呂がすごく好きなのですが、翌朝早い撮影でも絶対にお風呂には浸かりたいんです。これは譲れないこだわりですね。たまにお風呂で寝ちゃったりもしますが（苦笑）。

――ハルのように“ハッタリ”で何かを乗りきった経験はありますか？

目黒：ジャニーズJr.の頃、先輩のバックについていたときに、“ハッタリ”で仕事を得ていました。たとえば「ローラースケートできる人いますか？」と聞かれたときに、ローラースケートを履いたこともなかったけれど、披露するまでにできるようになればいいと思って「できます！」と答えたことがあります（苦笑）。「できない」と言ったらその仕事はもう、別の人に行ってしまうと思って。猛特訓して、数日後の本番に出ました。…根性ですね。

佐野：ライブのリハーサルに参加できないまま本番を迎えなくちゃいけないとき、マネージャーさんに「ちゃんと覚えてきた？　いける？」と聞かれて「いけます！」とハッタリをかましました。でも結局、本番までに覚えられなくて盛り上げ役に徹することに（苦笑）。でも、会場はめちゃくちゃ盛りあがったので、乗りきれたと思います（笑）。

今田：自分で言うのは恥ずかしいんですけど、上京したばかりのとき、事務所の方が私に、“福岡イチかわいい女の子”というキャッチフレーズを付けてくれたんです。別に、誰が調べたわけでもないフレーズをしばらく使っていました（笑）。でも、そのハッタリがあったから今のお仕事につながっているかもしれないので、今では良かったと思っています。

福本：自分に自分でハッタリをかけたことがあります。「東宝シンデレラオーディション」の合宿審査に、学業の都合で出遅れてしまったんです。ただでさえお芝居もダンスも未経験だったのに…。それまでの私なら、絶対にくじけていたと思うんですけれど、「ここまで来たらやるしかない」「根拠のない自信で乗りきるしかない」と自分にハッタリをかけました。

会見では、大型の「黒ヒゲ危機一髪」で勝負運の強さを証明するコーナーも。しかし4人順番に樽の穴に剣を刺していくが、誰も“あたり”を引けない。大いに盛り上がるなか、ラストターンで目黒がみごとに引き当て、樽から金テープが飛び出した。ここ一番という場面で、勝負強さを見せた目黒。
最後にはその目黒から、本作品に懸ける思いが語られた。「夢や目標を語るのが恥ずかしいと思っている人や、本当に自分にできるのか悩んでいる人の背中を押せるような作品です！」と締めくくった。