広瀬すずと永瀬廉が踊る動画に込めたこだわり『夕暮れに、手をつなぐ』池田大インタビュー

TBSで放送中の広瀬すず主演、火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』。本作は九州の片田舎で育った浅葱空豆（広瀬すず）と音楽家を目指す青年・海野音（永瀬廉）が運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる、とっくに恋に落ちているのに、なかなか恋が始まらない夢追う二人の青春ラブストーリーだ。

エンディングではKing & Princeの主題歌「Life goes on」に合わせて広瀬と永瀬が踊る姿が印象的。毎話、登場する出演者によって変わっていくシーンも注目だが、撮影したのは俳優でありMV監督でもある池田大氏。今回はエンディングムービーのこだわりについて聞いた。

毎話違うのは広瀬＆永瀬のおかげ⁉

――今作でエンディングムービーの監督をすることになったいきさつを教えてください。

プロデューサーの植田（博樹）さんと、脚本の北川（悦吏子）さんからご依頼をいただきました。僕が作ったSEKAI NO OWARIさんのMV「Habit」を見てくださったそうで、「とにかく楽しいエンディングを作ってほしい」とオーダーをいただきました。

――エンディングムービーは毎話撮影していますが、どのようなことに気を付けて撮影されていますか？

毎話変えた部分に関してはあくまで「役の延長で砕けたテンション」を撮っているので、オフ感が出しすぎないように気をつけています。あえて雑なズームや手ブレなどを使い、ホームビデオ感を出して親しみを感じられる雰囲気を目指しています。
ダンスパートに関しては、とにかく広瀬さんと永瀬さんに楽しんで踊ってもらえるように心がけています。そのために事前のコミュニケーションや練習、撮影時の現場の雰囲気の作り方などはすごく意識しています。

――広瀬さん、永瀬さんと撮影されてみて、お2人の魅力はどんなところだと思いますか？　また、撮影の中で印象に残っているお2人のエピソードを教えてください。

2人とも人間性の良さはもちろんなのですが、どの瞬間を切り取っても魅力的で画になるところです。
ラストのポーズは元々、1話でやったポーズを全話使用していくつもりだったんですが、ダンス練習のときに2人がふざけて色んなポーズをしてくれたんです。そのときに僕は「勝手にポーズ変えないでよ（笑）」と笑っていたのですが、それを見て毎話ポーズを変えてみようと思いつきました。2人に感謝です。

――終盤に向けて、エンディングムービーの注目ポイントを教えてください。

エンディングで毎話流れる2人の楽しそうな生活風景、ダンスをする風景は、ドラマの展開によって見え方、感じ方が変わるものだと思っています。その違いを毎話楽しんでいただけたら嬉しいです。