爆弾が落とされた「世界遺産の平原」に残る、無数の石壺のナゾ

【世界遺産】爆弾が落とされた「世界遺産の平原」に残る、無数の石壺のナゾ

世界遺産の平原に残る、戦争の爪痕

ラオスにある世界遺産「ジャール平原」。その周辺に広がる田園風景の中には、爆弾によってできたクレーターをいくつも見ることができます。

爆弾によってできたクレーター

これは、ベトナム戦争の時にできたもの。ジャール平原は、北ベトナムの軍事物資の補給ルートにあったため、アメリカ軍が大量の爆弾を落としたそうです。

様々なところに残る、爆弾を落とされた痕跡

戦後、不発弾の撤去に取り組んでいるものの、時間がかかっており、ジャール平原にある遺跡の調査や研究が進まない一因でもあるとのこと。

ちなみにですが、そんなラオスの街中には、当時の爆弾の残骸を飾っているお店もあります。

ラオスの街中には、当時の爆弾の残骸を飾っているお店も

 

平原に残る“巨大な石壺”まで壊された

2019年に、“独特な文明が存在した証”として世界遺産に登録された「ジャール平原」。

「ジャール平原」

ここでは、およそ2000もの巨大な石壺が発見されており、中には2mや3mを超えるものもあります。これらは現在、人間の埋葬に使われたものなのでは?と考えられていますが、その正確な使い道は未だに分かっていません

また、ベトナム戦争の影響によって、壊れてしまった石壺も平原には残っています。

戦争の影響によって、壊れてしまった石壺も

戦争の爪痕をのこすジャール平原にある石壺たち。それはまるで、過去からのタイムカプセルのような存在です。

過去からのタイムカプセルのような存在の、石壺たち

TBSで毎週日曜よる6時から放送中の『世界遺産』では、このほかにも世界に登録されている文化遺産、自然遺産などの貴重な映像が見られます。

世界遺産

日曜よる6:00~

 

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