『ユニコーンに乗って』前原滉インタビュー 僕自身もチャレンジをして人生が変わった

『ユニコーンに乗って』前原滉インタビュー 僕自身もチャレンジをして人生が変わった

火曜よる10時から放送中の永野芽郁主演『ユニコーンに乗って』。教育系アプリを手掛ける会社「ドリームポニー」の若きCEOである成川佐奈(永野)が、共同創設者の須崎功(杉野遥亮)や、年上の部下・小鳥智志(西島秀俊)とともに、仕事に恋に日々奮闘する大人の青春物語だ。今回は佐奈と須崎と同じく共同創設者のメンバーである栗木次郎役の前原滉に、共演者の印象や撮影エピソードなどを聞いた。

共演の青山テルマが台風!? 笑いが絶えない現場

――オリジナル作品ですが、台本を読んだ感想を教えてください。

すごく素敵な作品になりそうだなと思ったのが第一印象です。先日古典の舞台に出演させていただいたのですが、大事なことは昔も今も変わらないなと感じました。例えば家族のこと、愛のこと、挑戦など、どんな時代の作品にも共通しているというか。台本を読んで、この作品もそれは同じだなと。やっぱり誰しも年齢を問わず、挑戦する瞬間や、壁にぶち当たる瞬間があると思います。例えば受験とか、部活とか、それぞれの皆さんの生活の場面で、壁を超えていくときの心情があると思うんです。スタートアップ企業が舞台の作品ですが、皆さんも重ねられる部分があるんじゃないかと思います。

あとは佐奈と、功と、小鳥さんがきっとドキドキも与えてくれるでしょう。僕が演じる次郎と、青山テルマさん演じる恵実は、会社の中で本当に楽しくやっているので、にぎやかな部分も見てもらえたらいいなと思います。

永野芽郁、杉野遥亮、青山テルマ、前原滉、坂東龍汰

――現場の雰囲気はいかがですか?

みんなが仲よくなってきて、笑ってしまうことがとても多いです。“素笑い”というか、お芝居じゃないところで笑ってしまって「カット! もう1回」みたいになってしまうことが結構あって。多分僕は今のところ全部のシーンで素笑いしちゃっています。ごめんなさい(笑)。普通はこんなことにはならないので、それだけ楽しい現場なんだと思います。例えばテルマさん。彼女は台風です(笑)。とにかくアドリブがすごい。でも台本に書かれたセリフの部分をしっかりとやられていて、初めてのドラマ出演とは思えないです。現場の空気も笑いも全部テルマさんが持っていってますね(笑)。

――ストーリーで気になるポイントはありますか?

自分の役で言うと、恋はするのかな? と。よくあるじゃないですか、恋愛ドラマで、メインの方たちのラブストーリーが進む中で、急に最後の方で三枚目の役どころが実は誰々と付き合っていましたみたいな(笑)。あったら楽しそうだなと思います。ちょうどこの前芽郁ちゃんとこの話をしていたときに、僕が「やっぱりテルマさんかなぁ? 大穴で凛花(石川恋)さんとかないかな?」と言ったら「ないと思います」と断言されちゃいました(笑)。恋の部分以外でいうと、海斗(坂東龍汰)がどうなっていくのか楽しみですね。今は挙動不審なので、人付き合いがうまくなっていくのかなぁとか、気になっています。

永野芽郁、杉野遥亮、前原滉、西島秀俊、坂東龍汰、青山テルマ

――永野さん、杉野さんとは親友の役になりますが、共演された感想は?

芽郁ちゃんはすごく明るくてしっかりしていて、人のことをちゃんと見ていて、年下とは思えないです。22歳と聞いてびっくりしました。みんなを癒す感じもあるし、もちろん、22歳なりの等身大の部分もあるし、すごく面白い方だなと思います。テルマさんと3人で話すことが多いのですが、楽しいし、芽郁ちゃんが引っ張っていってくれていて、ありがたいなと思っています。

ようちゃん(杉野遥亮)は、共演していたことがあるので、なんとなくどんな人なのか知っていて。彼は自分の時間をしっかり持っている人だから、例えば、僕たちが盛り上がって話していても1人でいたりとか、一緒に話している途中で急にいなくなったりとか(笑)。ようちゃんはようちゃんで過ごしているなという感じで僕は見ています。かと言ってクールというわけでもなく、すごくニタニタしているときもあるし、お菓子がすごく好きだったりとか子どもっぽいところもあるし、バランスが面白い人です。天然と言われたりしますが、僕は意外と天然じゃない部分もあると思っていて、「ようちゃんは今どういう風に思っているんだろう」と思わず気になってしまう魅力を持っていると思います。

永野芽郁、杉野遥亮、前原滉、青山テルマ

――ドラマの内容にちなんで、前原さんが今までチャレンジしたことはありますか?

高校を卒業してから俳優の養成所に通っていたのですが、すごく人見知りで、お芝居をやっても波のない感じというか、セリフを書いてある通りにしかやらないとか、つまらないやり方をしていたんです。それで、もし人見知りを直したらなにか変わるのかなと思って、20歳のときにヒッチハイクで旅をするというチャレンジをしました。人見知りのヒッチハイクなんて想像すると地獄じゃないですか。車の密室の中で知らない人と一緒になって。でも逆にそれくらいやれなさそうなことをやろうと思って。そしたら思ったよりもスムーズに目的地まで着いちゃって。トラックの運転手さんともたくさん話せて、悩みなども打ち明けあったりして。自分が思っていたほど、そんなに難しいことじゃなかったと感じました。話をいろいろ聞くうちに、人の悩みに比べたら自分の悩みはちっぽけだなとも思いましたし、それからお芝居も変わりました。

――最後に視聴者にメッセージをお願いします。

僕の場合はヒッチハイクが大きなチャレンジでしたが、本当にやってよかったと思っています。このドラマもチャレンジの後押しというか、背中を押せるようなものになればいいなと思います。今のところ笑ってばかりですが(笑)。ぜひ見ていただきたいです。

■番組概要
[タイトル]
火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』
[放送日時]
毎週火曜よる10時~10時57分

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