
神絶景!世界の水族館と呼ばれるコルテス海の神秘
日本の本州ほどの広さを持つ半島、メキシコのバハ・カリフォルニア州(※画像赤色の部分)

半島が面するコルテス海は、プランクトンが非常に豊富で、海洋生物の65%の種類が生息するともいわれています。そのため「世界の水族館」と呼ぶ方もいるそう。そんなコルテス海には、空飛ぶエイや竜巻のようになって泳ぐアジの姿など、この海でしか見ることのできない驚きの光景があります。
まるで婚活パーティー?!エイの求愛ジャンプ
「ムンクイトマキエイ」は体長2m、体重20kgを超える大型のエイ。

コルテス海では、毎年夏になるとムンクイトマキエイが大集結して、海面を大きくジャンプしています。

ジャンプしているのは全てオス。大きな音を出してたくましさをアピールし、メスの気を引いているそうです。

そんなムンクイトマキエイが一斉に一生懸命に求愛行動する姿は、人間でいう婚活パーティーのようなもの。こんな光景が見られるのは、コルテス海ならでは。
単独行動派のジンベエザメが集結!?
現存する魚の中で最も大きな体をもつ、体長約8mの「ジンベエザメ」。

普段は単独行動のジンベエザメですが、コルテス海では集団になって泳いでいます。

コルテス海は、メキシコ北部を流れるコロラド川からミネラル豊富な水が流れ込むことで、プランクトンが大量に発生しているエリアです。ジンベエザメはその豊富なエサを求めて集まります。
ジンベエザメの生態はまだ謎が多く、近年になっておよそ130歳まで生きることが発見されたばかり。そんなジンベエザメを集団で見られるのはとても貴重な光景です。
海の中の竜巻!アジの大群がつくる「ギンガメトルネード」
メキシコ南部では、ギンガメアジの大群が竜巻のように渦をまいて泳ぐ姿も見られます。

その迫力から「ギンガメトルネード」と呼ばれており、世界中のダイバーが注目するほど。

体長は大きいもので1mにもなる(※catari編集部調べ)ギンガメアジ。大群が渦を巻いて泳ぐ姿は圧巻です。
メキシコ・コルテス海の魚たちによる、驚きの光景をご紹介しました。大自然の中で泳ぐ魚たちの姿は、とてもダイナミックで癒されますね。